理容 華菱

今では珍しいシンジングカットの技を伝える理容室

創業は大正2年、今では銀座で一番歴史のある理髪店、「理容 華菱」。 お店の場所も創業当時から変わらず、戦災、震災も耐え抜いて営業を続けてきている華菱は、今では三代目のご主人と、四代目の息子さんが二人でお店を切り盛りしています。 「大正から昭和にかけては、お三味線のお稽古場がすぐそばにあり、散髪しながら三味線の音色が耳に入ってきたそうだよ」と、先代の話を懐かしそうにする三代目のご主人。 現在のビルが建ってからも、既に30年が経ち、店内はレトロでどこか懐かしい、それでいて清潔感のある佇まいです。 華菱は、カット後に毛先を蝋燭状の芯で焼く「シンジングカット」の技を今に伝えるお店として、雑誌等のメディアに何度も取り上げられているお店です。 毛先を焼くことにより毛先は丸くなり、縮毛にもまとまりが出て、セットが楽になり、毛先の枝毛や切れ毛の予防にもなるそうです。 また華菱では、剃刀に変え刃は使わずレザーにこだわっております。 レザーは当たりが柔らかく、皮膚を傷めない自然な剃り心地。 剃った時のことばかりではなく、剃った後のことも考えるとレザーの方が良い、とのことです。 剃刀負けしてしまう肌の弱いお客様も、レザーの剃り心地を試してみてはいかがですか？ その他、男性向け「美顔術」…マッサージクリームでマッサージした後、スポイトで毛穴の汚れを吸引、パックで収斂させるコースや、女性のシェービング等のメニューもあります。